こんにちは、大場内科クリニック院長の大場啓一郎です。
糖尿病で血糖値が高い患者さん、
頚動脈エコー検査をやった方がよいでしょうか?
という質問をよく受けます。
糖尿病は血糖値が高い状態が続く病気です。
糖尿病が何故よくないか、
詳しい方は糖尿病の合併症を発症するのを抑えるのが治療の目的というのをご存知だと思います。
ただし糖尿病治療の一番の目標は動脈硬化が進んで、
心筋梗塞だったり、脳卒中のような動脈硬化性疾患の発症を抑えることにあります。
糖尿病じゃない方と同じぐらい寿命が長くあることが治療目標の1つです。
とても大切な目標です。
やはり糖尿病があると動脈硬化が進んでしまいます。
動脈硬化が進むと動脈硬化性疾患と言って、
狭心症や心筋梗塞などの心臓疾患、
脳梗塞や脳卒中などの脳血管疾患が発症してしまいます。
認知症も動脈硬化が原因のひとつと言われています。
心配ですよね。
糖尿病で血糖値がしっかりコントロールされているというのは
HbA1cと言って1〜2カ月の血糖値を表す代表的な数字。
これがある程度の値よりも低くあることが大切です。
一般的には6.9%以下を目指します。
それが短期的な治療目標なんですが、
長期的にはやはり動脈硬化を抑えることです。
この動脈硬化が進んでいないかを調べる検査として、
頸動脈エコー検査があります。
首の結果を超音波で見ることで動脈硬化を見ることができます。
首の血管で動脈硬化があるとすると、
心臓や脳の血管でも同じように動脈硬化があると言えますので、
頚動脈エコー検査は動脈硬化を調べるのにとても重要な検査です。
頚動脈エコー検査で所見が出る以前の状態、
この状態で脳梗塞や心筋梗塞などのリスクを調べられるのがLOX-index®です。
当院で行うことができますのでご興味のある方はご相談ください。
ちょっと話がずれましたが糖尿病の患者さん頚動脈エコー検査をした方が良いかってことですね。
やはり糖尿病の治療目標は動脈硬化を進めないことでもあります。
動脈硬化の結果が長い方、ある程度年齢がある方、
糖尿病以外に血圧や肥満やコレステロール高い方、
動脈硬化が心配な方はかかりつけの先生に相談して、
頚動脈エコー検査をやってもらった方が良いと思います。
それではかかりつけ医の先生に心配でしたら相談してください。
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