神戸徳洲会病院で、男性患者の持病が見落とされ死亡した問題で、病院側が調査報告書をまとめ、遺族に経緯を説明していたことが分かりました。
去年9月、神戸徳洲会病院で男性患者(70代)に糖尿病の持病があることを主治医らが見落とし、男性は死亡しました。
その後の取材で、病院側が14日、遺族に死亡の経緯を説明していたことが分かりました。
病院の調査報告書によりますと、男性が市内の大学病院から転院する際、当時院長だった主治医が「忙しいだろう」と気を遣い、男性と一緒に来た大学病院の医師から引き継ぎを受けなかったということです。
さらに書面で「インスリン注射をしている」と記載されていたのに、主治医は見落としていました。
また男性が死亡した直後、遺族には「元々の体力低下に糖尿病が拍車をかけた」と、見落としを説明していなかったと指摘しています。
病院側は取材に対し、現時点で調査結果を公表する予定はないとしています。
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