《989》知らず知らずに…レッテル貼り?糖尿病のスティグマを考える

《989》知らず知らずに…レッテル貼り?糖尿病のスティグマを考える

本日ご紹介した論文はこちら
スティグマのない糖尿病治療・ケア
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tonyobyo/66/4/66_243/_pdf

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《AI要約》
内科医たけお先生は、毎朝5時50分から10分程度の健康に関する小話を配信しています。今週のテーマは糖尿病で、今回は糖尿病のスティグマに関する論文を紹介しています。

スティグマとは、特定の属性を持つ人々に対して否定的なイメージを貼り付け、社会から分断して不利益や差別を与えることを指します。糖尿病に関連するスティグマは、大きく3つに分類されます:

1. 社会的スティグマ:生命保険加入や就職の困難など
2. 懐疑的スティグマ:医療従事者から受けるスティグマ
3. 自己スティグマ:自尊心の低下など

これらのスティグマは、実際に経験するものと、予期的なもの(恐れ)があります。

医療従事者によるスティグマ(懐疑的スティグマ)は特に注目されており、患者と理想的な糖尿病患者像との乖離、および糖尿病のない人との乖離から生じます。

医療従事者が無意識のうちに患者にスティグマを与えてしまうことがあり、例えば「このままでは合併症が出ます」といった言葉がスティグマになり得ます。重要なのは、どのような言葉を使うかよりも、どのような医療従事者-患者関係を構築しているかです。

日本糖尿病協会や学会は、スティグマ解消のための取り組みを推進しています。病名変更の可能性も検討されています。

医療者だけでなく一般の方々にもスティグマについて理解を深めていただくことが重要です。糖尿病は特にスティグマを受けやすい病気の一つであり、この問題に対する awareness を高めていく必要があります。

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