京都大学病院は、1型糖尿病患者に、iPS細胞を用いた治験を行ったと発表しました。
経過は良好だということです。
京大病院はことし2月、iPS細胞から作製したインスリンを出す膵臓の組織を1型糖尿病の40代女性に移植する手術を実施しました。
1型糖尿病は膵臓内でインスリンを作る細胞が正常に働かなくなる病気ですが、女性の経過は良好で、最大5年間にわたり安全性を確認するということです。
今後、インスリン注射を打つ頻度が減ったり、注射が不要になったりすることが期待できるといいます。
京大病院は近く、2例目の準備も進めていて、2030年代の実用化を目指したいとしています。
(関西テレビ「newsランナー」2025年4月15日放送)