AI(人工知能)を用いた糖尿病の精密なタイプ分類と個別化医療の実現(第一弾動画)

AI(人工知能)を用いた糖尿病の精密なタイプ分類と個別化医療の実現(第一弾動画)

福島医大、「論文の見える化」プロジェクトを始動!
第一弾は“世界初”の糖尿病AI診断モデルを紹介する動画を公開
~大学の研究成果を分かりやすく発信し、福島から未来の医療をPR~

公立大学法人福島県立医科大学 医学部「グランドデザイン検討部会」は、医学教育ブランド化実施事業の一環として、本学の最先端の研究成果を県民の皆様に分かりやすく紹介する「論文の見える化」プロジェクトを開始しました。この取り組みは、大学のブランディング活動にも寄与するものです。
福島県立医科大学では、多くの研究者たちが日々世界レベルの研究に取り組んでいますが、その専門性の高さから、研究成果である論文の内容や価値が県民の皆様に十分に伝わりにくいという課題がありました。
そこで、医学部「グランドデザイン検討部会」では、これらの研究成果を映像によって“見える化”し、その社会的意義や将来性を分かりやすく発信するプロジェクトを始動いたしました。このプロジェクトを通じて、福島から未来の医療を創造する姿が、医学生を含む若い世代に伝わることも、願っています。

■第一弾動画「AIが糖尿病のタイプを分類!」について
記念すべき第一弾の動画では、“世界初”の糖尿病AI診断モデルを解説したショート動画を制作し、本日より大学公式Youtubeで公開しました。

テーマ: AI(人工知能)を用いた糖尿病の精密なタイプ分類と個別化医療の実現
動画のポイント:
・本動画は、医学部 糖尿病・内分泌代謝内科学講座(島袋充生主任教授)と多施設共同研究チームが国際誌「Diabetologia」に報告した研究成果を紹介しています。
・動画では、多くの原因が複雑に重なって起こる糖尿病を、合併症リスクが異なる5つのクラスター(群)に分類する考え方をアニメーションで解説。これまでの高度で複雑な計算を必要とせず、誰でも簡単に、日常的な検査項目だけで、判定できる世界初のAI(機械学習手法:ランダムフォレスト)モデルを開発したことを紹介。
・このAIモデルにより、世界中の臨床や健診の現場で、一人ひとりに最適な治療法を選択する「個別化医療(先制医療)」の実現に近づく可能性を伝えています。
本動画は、本学の研究が県民の皆様の健康にどう貢献していくのか、その一例を具体的に示すもので、本学の知の資産を積極的に社会へ還元していく所存です。 
             
             公立大学法人福島県立医科大学 医学部「グランドデザイン検討部会」

カテゴリー1カテゴリの最新記事