「どこでもボーラス」—— それは冗談じゃなく、本来あるべき理想です。
どこでもボーラスとはいつでも血糖値をCGMでチェックでき、かつボーラスを自動または手動で打てることを言うます。(僕が勝手に作った言葉)。。。
今回のバトルは冷やし中華。炭水化物は「糖質」と「消化できない食物繊維」に分けられます。
血糖値に影響するのは糖質だけ。今回の冷やし中華は炭水化物100g、そのうち食物繊維を差し引くと糖質は100g。
インスリンはアプリ「Loop」とインスリンポンプ(オムニポッド)を使って、どこでもボーラスで安全に管理しました。もちろんアプリだけを使って手打ちも可能。
日本ではまだ普及していない仕組みですが、海外では多くの1型糖尿病患者に使われています。
インスリン依存の糖尿病患者が、インスリンポンプやCGMを使い、どこにいても安全かつ自由にインスリンを管理できる。これこそが、私たちに必要な医療の未来だと思います。
アメリカではすでに、多くの患者が Loopアプリ を使って閉鎖型の糖尿病管理を実現しています。CGM(連続血糖測定器)からのデータをリアルタイムでアプリに送り、その情報をもとにポンプが自動的に基礎インスリンとボーラスを調整する。患者はスマートフォンやApple Watchからも投与を管理でき、日常生活の自由度が大きく広がっています。
しかし日本では、ポンプやCGMの普及はまだ限定的で、制度やコストの壁も大きいのが現状です。だからこそ、インスリン依存の糖尿病患者がみんな「どこでもボーラス」を実現できるような医療体制を、ここ日本でも当たり前にしてほしい。幅広い治療選択肢を提供しつつ、患者の経済的負担を軽くしていくことが、これから本当に必要だと思います。。。