【ChatGerry】糖尿病から脳卒中へ:36年間にわたる血管ダメージの累積を数値化する (No.1366, VMT #707, 2025年9月25日)

【ChatGerry】糖尿病から脳卒中へ:36年間にわたる血管ダメージの累積を数値化する (No.1366, VMT #707, 2025年9月25日)

ChatGerry

糖尿病から脳卒中へ:36年間にわたる血管ダメージの累積を数値化する
(No.1366, VMT #707, 2025年9月25日)

Gerald C. Hsu(ジェラルド・C・スー)
EclaireMD財団

カテゴリー:脳卒中&糖尿病

スタンフォード大学のシュワルツ教授の診察室で、2025年9月11日に見た脳のCT画像の白い点——微小血管の石灰化の明確なサイン——に私は衝撃を受けました。瞬時に、1972年にMITでノーマン・ジョーンズ教授から学んだ「構造物の衝撃と塑性変形」の講義が頭をよぎりました。長期間の大きなストレスは、構造物に消えない痕跡を残す——その原理は、2025年6月21日に破れた私の脳内血管にもそのまま当てはまっていたのです。

ついに真実が腑に落ちました。最初の20年間(1990〜2009)に糖尿病を放置したことが、取り返しのつかない血管損傷の土台をつくり、今回の脳卒中につながったのです。その後の16年間(2010〜2025)は、歩行・食事・睡眠・ストレス管理という厳格な生活改善を続けました。これらは確かにリスクを下げ、寿命を延ばす助けになりましたが、かつての血管損傷の深い足跡を消すことはできませんでした。まさに「蒔いた種は自分で刈り取る」結果です。

この洞察を「数」で証明するため、私は自作の医療AIをiPhone上で用い、36年分のデータセットを再構築しました。生活習慣とバイオマーカーの記録は400万件超。それに、工学の応力—ひずみ—エネルギーの考え方を人体の病態に応用した「粘塑性エネルギー(VMT)モデル」を適用しました。

主要な結果
総累積「脳卒中リスクエネルギー」(1990〜2025):3358.0 単位
2型糖尿病(T2D)の寄与:1828.43 単位(54%)
加齢の寄与:807.55 単位(24%)
脈圧(収縮期−拡張期の差)の寄与:722.00 単位(22%)

とくに重要なのは、最初の20年だけで糖尿病が全体の49.4%を占めたのに対し、その後の16年での上乗せはわずか4.6%だった点です。ダメージの大半は早期に形成されていました。後半の生活改善は寿命を延ばし悪化を食い止めましたが、すでに進んだ血管石灰化を元に戻すことはできませんでした。

なぜVMTが重要か
集団研究は「平均値」を基準にするため、個人に固有の現実が隠れてしまうことがあります。対して、私の単一被験者・縦断研究は、**一人の人生における血管ダメージの「発生時期」と「大きさ」**を具体的に示せます。私の脳卒中リスクの主因が「年齢や血圧だけでなく、初期の糖尿病放置」にあったと証明できたのはそのためです。統計上は外れ値と見なされがちな極端例でも、当の患者にとっては平均より遥かに重要になり得ます。

結論
言葉はいくらでも解釈できますが、数字は嘘をつきません。36年の歩みは、放置された糖尿病が静かに不可逆的な損傷を積み上げること、そして生活改善が強力であっても、予防の開始が早くなければ決定打にはならないことを示しています。

注意喚起
私のデータでは、脳卒中リスクの54%を糖尿病が占めました。しかもその91%は、生活管理を怠り薬に頼っていた最初の20年に集中していました。対照的に、薬なしで厳格な生活管理を行った後半16年の上乗せは**9%**にとどまりました。

教訓はシンプルです。初期の放置は、医療だけでは消せない長期の害を生む。 しかし、食事・運動・睡眠・ストレス管理という一貫した生活の規律は、その後の多くの悪化を食い止められます。

免責事項:
本コンテンツは教育的な参考情報のみであり、医療上の助言ではありません。本内容によって医師と患者の関係は生じません。本要約は自由に共有できますが、編集したり自分の著作として再発表したりすることはできません。この記事および関連資料に関するすべての知的財産権と著作権は著者であるジェラルド・C・スーに帰属します。

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