MiniMed 640G（SAII）から 770G（HCL）へ。日本人成人1型糖尿病を対象とした前向き単施設観察研究で、血糖コントロールの改善が示されました。 （2024年6月20日）
✅ 介入：SAII→HCL（Auto Mode）
✅ 期待効果：TIR↑、低血糖↓、夜間の安定性↑（詳細は論文参照）
📌 機器選びの参考に。治療は必ず主治医と相談してください。
PMID: 38897943
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38897943/
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「どこでもボーラス」——それは冗談じゃなく、本来あるべき理想です。
「どこでもボーラス」とは、いつでもCGMで血糖値を確認し、自動または手動でボーラスを打てることを意味します。
インスリン依存の糖尿病患者が、インスリンポンプやCGMを使って、どこにいても安全かつ自由にインスリンを管理できる。
これこそが、私たちに必要な医療の未来だと思います。
アメリカではすでに、多くの患者がLoopアプリを使って閉鎖型の糖尿病管理を実現しています。
CGM（連続血糖測定器）からのデータをリアルタイムでアプリに送り、その情報をもとにポンプが自動的に基礎インスリンとボーラスを調整します。
患者はスマートフォンやApple Watchからも投与を管理でき、日常生活の自由度が大きく広がっています。
しかし日本では、ポンプやCGMの普及はまだ限定的で、制度やコストの壁も大きいのが現状です。
だからこそ、インスリン依存の糖尿病患者が誰でも「どこでもボーラス」を実現できるような医療体制を、ここ日本でも当たり前にしてほしい。
幅広い治療選択肢を提供しつつ、患者の経済的負担を軽くしQoLを上げていくこと——それが、これから本当に必要だと思います。
