「糖尿病=甘いものの食べすぎ」と思っていませんか?
もちろん食べすぎは糖尿病のリスクにつながります。
しかし、2型糖尿病を理解するうえで重要なのが「インスリン抵抗性」です。
今回の動画では、健康な状態から糖尿病を発症するまで、体の中で何が起きているのかをできるだけ分かりやすく解説します。
食事をすると血糖値が上がり、膵臓からインスリンが分泌されます。
インスリンには、血液中のブドウ糖を筋肉などへ取り込ませるだけでなく、余ったエネルギーを脂肪として蓄える方向に働き、すでに蓄えられている脂肪の分解にはブレーキをかける作用があります。
ところが、食べ過ぎや運動不足などによって内臓脂肪や脂肪肝が増えてくると、少しずつインスリンが効きにくい「インスリン抵抗性」が起こります。
すると膵臓は血糖値を正常に保つため、より多くのインスリンを分泌して補おうとします。
この段階では、血糖値がまだ正常範囲に収まっていることもあります。
しかし、その状態が長く続き、膵臓が必要な量のインスリンを十分に分泌できなくなると、
食後血糖の上昇
↓
空腹時血糖の上昇
↓
HbA1cの上昇
↓
2型糖尿病
という流れへ進んでいきます。
動画では、
・インスリンはどのように血糖値を調節しているのか
・内臓脂肪や脂肪肝とインスリン抵抗性の関係
・なぜ最初は血糖値が正常でも糖尿病へ近づくことがあるのか
・筋肉と肝臓では何が起きているのか
・糖尿病は本当に「甘いものの食べすぎ」が原因なのか
・糖尿病に男女差がある理由
・糖尿病を予防するために今日からできること
などを解説しています。
糖尿病は、ある日突然発症する病気ではありません。
長い時間をかけて少しずつ体の代謝が変化していくことが多いからこそ、その途中で生活習慣を見直すことには大きな意味があります。
大切なのは、単に「糖を食べないこと」ではなく、
「インスリンが効きやすい体を維持すること」。
糖尿病の仕組みを知ることで、毎日の食事や運動を見る目も少し変わってくるかもしれません。
※この動画は一般的な医学・健康情報を分かりやすく解説することを目的としています。診断や治療については、医師などの医療専門職へご相談ください。
【主な参考資料】
・日本糖尿病学会『糖尿病診療ガイドライン2024』
・American Diabetes Association, Standards of Care in Diabetes
・厚生労働省 e-ヘルスネット
・Diabetes Prevention Program(DPP)
・DiRECT Trial
・インスリン抵抗性および脂肪代謝に関する医学レビュー論文
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