肥満・糖尿病の薬が依存症治療へ? GLP-1がつなぐ脳と体

肥満・糖尿病の薬が依存症治療へ? GLP-1がつなぐ脳と体

GLP-1 receptor agonists in addiction therapy
Science
Nora D. Volkow, Eric M. Wargo
2026-11-05
https://www.science.org/doi/10.1126/science.aej9836

肥満や糖尿病の治療に使われるGLP-1受容体作動薬について、アルコール使用障害の無作為化臨床試験で多量飲酒の減少が報告されている。脳の報酬系への作用と、代謝・炎症など全身の働きを結びつけ、依存症と併存疾患を一緒に捉える治療構想を紹介する。

アルコール使用障害の無作為化臨床試験では、治療を求めている人と求めていない人の双方で多量飲酒の有意な減少が報告され、後者の試験では喫煙の減少も観察された。他の物質を含む初期の人での知見は、電子健康記録の後ろ向き解析、小規模試験、患者報告などに基づく。
脳の報酬系と代謝・炎症などを統合する見方は、蓄積する研究を踏まえたPerspectiveの提案。物質の種類、栄養状態、併用治療、投与終了後の経過などが今後の検証課題として挙げられている。
Nora D. Volkow, Eric M. Wargo, “GLP-1 receptor agonists in addiction therapy”. Science. https://www.science.org/doi/10.1126/science.aej9836 DOI: 10.1126/science.aej9836

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