健康診断で、
「空腹時血糖は正常なのに、HbA1cだけ高いと言われた」
「血糖値は90台なのにHbA1cが6.0%を超えている」
「HbA1c 6.5%だった。もう糖尿病なの?」
と心配になっていませんか?
実は、空腹時血糖が正常だからといって、必ずしも糖尿病やその前段階を否定できるわけではありません。
糖尿病の初期には、朝の空腹時血糖は正常でも「食後血糖」だけが高くなっていることがあります。
反対に、鉄欠乏・鉄欠乏性貧血などによって、実際の平均血糖よりHbA1cが高く見えるケースもあります。
つまり、
「空腹時血糖が正常だから大丈夫」
「HbA1cが高いからすぐ糖尿病」
のどちらとも単純には判断できません。
今回の動画では、
・HbA1cとは何を表しているのか
・空腹時血糖とHbA1cの違い
・空腹時血糖が正常でも糖尿病になることはあるのか
・食後高血糖とは何か
・HbA1c 5.6%、6.0%、6.5%以上をどう考えるか
・HbA1c 6.5%以上なら糖尿病確定なのか
・空腹時血糖正常なのにHbA1cだけ高くなる原因
・鉄欠乏性貧血とHbA1cの関係
・再検査では何を調べるのか
・75gブドウ糖負荷試験(75gOGTT)が必要な人
・インスリンやCペプチドを調べる意味
・健診後、いつ医療機関を受診すべきか
について、医師がわかりやすく解説します。
特に知っていただきたいのが「食後高血糖」です。
糖尿病の初期段階では、食後に血糖値が大きく上昇していても、時間が経つと血糖が下がり、翌朝の空腹時血糖が正常になっている場合があります。
このため、
「空腹時血糖95mg/dLだから大丈夫」
とは必ずしも言い切れません。
HbA1c 6.0~6.4%などの場合には、必要に応じて75gブドウ糖負荷試験を行うことで、通常の空腹時採血では分からなかった耐糖能異常や食後高血糖が明らかになることがあります。
また、HbA1cは血糖だけで決まる検査ではありません。
赤血球の状態にも影響されるため、鉄欠乏などがあると血糖値に比べてHbA1cが高くなることがあります。
血糖値とHbA1cが大きく食い違う場合には、「糖尿病かどうか」だけでなく、なぜ数値が一致しないのかを考えることが重要です。
健診でHbA1cを指摘されたことは、必要以上に怖がることではありません。
むしろ、症状がほとんどない段階で糖代謝の異常に気づき、糖尿病への進行を防ぐための大切な機会です。
「空腹時血糖が正常だったから来年まで様子を見よう」と自己判断せず、HbA1cの値やこれまでの推移、家族歴、肥満、高血圧、脂質異常症、脂肪肝なども含めて評価することをおすすめします。
山形県米沢市の「きだ内科クリニック」では、健康診断でHbA1c高値、血糖高値、尿糖陽性などを指摘された方の二次検診・糖尿病の精密評価を行っています。
健診結果をお持ちの方は、前年までの結果もあわせてご持参いただくと、HbA1cや血糖、体重などの変化をより詳しく確認できます。
きだ内科クリニック
山形県米沢市
https://kida-clinic.jp/
※本動画は一般的な医学情報の提供を目的としています。実際の診断や検査の必要性は、数値、症状、年齢、既往歴、服薬状況などによって異なります。健診で異常を指摘された場合は医療機関へご相談ください。
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