担任の先生へ。クラスの1型糖尿病の子、体育や部活の前後に気をつけたいことがあります。「ちょっと休みたい」が言えずに、練習を続けていませんか。
インスリンを使っている子は、運動しているあいだだけでなく、運動のあと、その夜〜翌朝にも血糖が遅れて下がることがあります。本人は練習を抜けたくなくて、言い出しにくいもの。だからこそ、まわりの大人のひと声が効きます。
運動の前に「測った?」
・計画の基準より低めなら、補食してから(量はその子の計画どおり)。低血糖なら運動を始めず、回復を確かめて、再開するかは計画どおりに
・ブドウ糖は手の届くところに(ベンチ、ポケット、コートの横)
・ケトンが出ているときは運動しない。吐き気・腹痛・強いだるさがあるときは運動させず、保護者へ連絡
運動しているときは「休んでいいよ」
・ふらつく、ぼんやり、動きが鈍いなど、いつもと違ったらすぐ止める(CGMの表示と合わなくても、低血糖を疑って計画どおりに)
・「おかしいと思ったら言ってね」と前もって伝えておく
低血糖かも?と思ったら、運動を止めて
1. 一人にしない(保健室に一人で行かせない)
2. 飲み込めるなら、ブドウ糖など“すぐ効く糖”を約10g(量はその子の計画どおり)
3. そばで15分待って測り直す。戻らなければもう一度(15分ルール)
反応が鈍い・飲み込めないときは、口に何も入れず、すぐ119番。処方と指示書がある子は、すぐに点鼻グルカゴンを使い、呼吸を確認してそばを離れないでください。
運動のあとは「終わったら測ろう」。その夜〜翌朝も下がることがあります。帰宅後の測定や補食は、その子の計画どおりに。保護者に「今日はたくさん動きました」とひとこと伝えると、その夜の見守りに役立ちます。
低血糖のサインと対応を、掲示用の1枚にまとめました。無料で印刷できます。
体育の先生や部活の顧問とも、共有してください。
印刷用の無料カードはこちら → https://hypo-school-kit.vercel.app/basics
※一般的な情報です。個々の対応は保護者・主治医が作成した対応計画に従ってください。診断・治療は自己判断せず医療機関へ。
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Dr.いわたつ|糖尿病内科
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